虚無。
じっくり考えてみた。
「生きる事ってなんだろう」
でもわからなかった。
時間はあったけど、足りなかった。
それは時間ではないかも知れない。
何かが足りなかった。
でも、見えてきたものはある。
時間と引き換えに何かを見出さなくちゃって、必死だったから。
辿り着いたのは、
「死ぬ事」だった。
生きているから死ぬんだろうな。
だからあたしは今死にたいんだと思う。
でも、死を目の前にして、人は何が出来るだろうか。
ただ寒かっただけだった。
虚しくて、ダサくて、何もなかった。
だから、虚無になった。
なんにも出来ない。私なんて。
何の役にもたたない。
その癖、人を傷付ける事は天才的。
「生きている以上、人は人を傷付け続ける」とか、誰かが言ってた気がする。
それなら開き直っていいのだろうか。
きっと、そんな事はないから苦しいのだろう。
そんな事はないから自分自身を嫌っているのだろう。
そんな、答えの出ない戯言をひとしきり考えた後。
疲れきった頭で、もう一度考えてみた。
「死ぬ事ってなんだろう」
逆に考えてみた。
あたしはいつもそうだった。
正面からぶつかった事なんて一回もない。
いつだってこうして、校門の裏から学舎に忍び込むような毎日だった。
だから逆から忍び込んでみた。
死ぬ事ってなんだろう。
死のうと思ったんだ。
死のうと思ったんだ。
死のうと。
そう思ったんだ。
そしたら。
生きてた。
生きようとなんてしてなかったのに。
生きてた。
逃げ切れなかっただけかも知れない。
ただダサいだけかもしれないけど。
ただ生きてた。
生きるってのは、それくらい虚無な事だった。
誰もいない夜は虚しくて、何もない。
あたしはただ、生きていた。
虚しい。
一生逃げられないんだ。
今は死ぬ為に、生きていようと思います。
生きる為に、死ぬ事について考えます。
生きる事について考えるのは…果てがないから。
どうせ、同じ場所にたどり着くから。
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